iDeCo(イデコ)、つみたてNISAとは(初心者用)

節約術

皆さん、iDeCo、つみたてNISAという制度をご存知でしょうか?

簡単に言えば自分のお金で投資をして長期にわたり積み立てていき、老後2,000万円問題、年金不足、教育費不足等に備えていこう!みたいな制度です。

わかりますか?当たらずとも遠からずだと思いますが。

ここでは初心者の人にもわかるようにiDeCoとつみたてNISAの解説をしていきます。

iDeCo、つみたてNISAやる意味

皆さん、貯金していますか?

おそらく給与やボーナスの使い道で「貯金」と答える人は多いと思います。

私も以前までは欲しいものがあったら買って残りを銀行口座に貯金していました。

しかし、今のご時世では貯金をするリスクもあるのです。

それはこの先、日本はインフレに向かっていくからです。デフレ脱却とよく言っていますよね^^

(※インフレ:物の価値が上がり、お金の価値が減ること。)

(※デフレ:インフレの逆。物の価値が下がり、お金の価値が上がること。)

つまり、ただ貯金しているだけでは、銀行の利息も雀の涙で年に数十円くらいしかもらえない!その上、お金の価値はどんどん下がる為、物価上昇に追いつかない!ということです。

では、どうするか!?

インフレは国の方針の為、変えることはできない。

であるなら、物価の上昇率より高い水準でお金を増やすしかないということです。

そこで登場するのがiDeCoつみたてNISAの制度なのです!

(なんか、この書き方だと国のまわし者みたいですね笑)

ただ、iDeCoもつみたてNISAも貯金で十分人生やっていける人はやる必要はないです。あくまでも足りない資産をつくるのが目的です。

iDeCoとは

【概要】

個人で行う私的年金(世間一般の年金は公的年金、iDeCoは個人で行う為、やるやらないは任意)

【目的】

老後資金を蓄える為(iDeCoは2,000万円問題対策になる)

【運用概要】

①銀行、証券会社を通じてお金を投資する。

②運用のプロにそのお金を元手に株などに投資・運用をしてもらう。

③運用によって生まれた利益の一部を我々に還元してもらう。

【運用方法】

①取り扱っている銀行、証券会社を自分で決めてホームページから申請する。

②申請書類で、毎月払う金額を自分で決める。

③申請書類が受理されたら受理完了の書類が届くので自分の決めた銀行・証券会社のホームページから自分で運用先(ファンド)を決める。

④後は基本ほったらかし。

以上!

どうでしょうか、わかりましたか?

私も最初調べた時、解説本とか見てもわからなかったので砕いて説明しています。

【補足説明】

iDeCoのような投資方法を投資信託(ファンド)と言います。

投資信託(ファンド):投資家(我々)から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、運用のプロが株式や債券等に投資・運用する商品

現在、日本にはファンドは約5,400本ありますが、その内、9割近くがぼったくりだと言われています。ぼったくりとは銀行や証券会社が手数料等をたくさんとって投資家である我々には利益がほとんど入ってこないという意味です。

しかし、iDeCoとして選択できるファンドは厳選したぼったくりを取り除いたファンドのみになりますので安心ですね!

金融機関によってファンド数は違いますが、多くても40件弱、少ないと数件程とかなりの差があります。

つみたてNISAとは

【概要】

少額投資非課税制度ともいう。

1年あたりの投資額の上限が決まっている(少額)。通常、投資であれば税金をと

られるがつみたてNISAの場合は税金をとられない!名前の通りですね。

【目的】

家計の資産形成

【運用概要】

iDeCoと同じ

【運用方法】

iDeCoと同じ

【補足説明】

iDeCo同様ぼったくりファンドは取り除かれています。

しかし、iDeCoと違いつみたてNISAで取り扱えるファンドは約170件と多くなっています。

それだけ自由に選べるということですが、初心者からしたら逆に自由度が高すぎてどれを選べばいいのか混乱しますね。

iDeCoとつみたてNISAの違い

※1:iDeCoの掛金上限額は公的年金の加入状況により異なる。最小5,000円/月から掛けられる。

①自営業者・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・6万8,000円/月、81万6,000円/年

②専業主婦(夫)・・・・・・・・・・・・・・・・・2万3,000円/月、27万6,000円/年

③公務員・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・1万2,000円/月、14万4,000円/年

④会社員(企業年金がない)・・・・・・・・・・・・2万3,000円/月、27万6,000円/年

⑤会社員(企業型確定拠出年金のみ加入)・・・・・・2万円/月、24万円/年

(企業型確定拠出年金:企業が掛金を毎月積立てし、従業員が年金資産の運用を行う制度)

⑥会社員(確定給付企業年金のみ加入)・・・・・・・1万2,000円/月、14万4,000円/年

(確定給付企業年金:従業員の勤務期間や給与等に基づく計算式によって規定される制度)

⑦会社員(⑤、⑥両方加入)・・・・・・・・・・・・1万2,000円/月、14万4,000円/年

※2:用語説明

・掛金:定期的に積み立てたり、支払ったりするお金のこと。

・所得:収入(給与)から必要経費を引いた額。所得税や住民税は所得から計算する。

・控除:差し引くこと。

(所得控除が大きい程、所得税や住民税の計算する数が少ない為、節税になる。つまり掛金が大きいほど所得控除が大きくなる為、節税額も多くなる。)

※3:説明補助

・通常株式投資で得た利益に対しては税金20.315%がかかる。しかし、iDeCo,つみたてNISA共にこの税金20.315%は免除される。

※4:説明補助

・iDeCoを現金化する際は一括で受取る方法と公的年金のように分割で受取る方法の2 パターンがある。又一部を一括受取り、残りを分割受取りにする組合せもできる。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

大事なのは自分が何の為にお金が必要なのかを把握することです。

その上でiDeCo、つみたてのNISA特性を理解し、どちらが自分に適しているのか。

それとも両方必要なのか、貯金は十分にあるから不必要なのか?

お金のことは大事なことなのでよく検討した上で決めてくださいね!以上!

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